<痩せた=不幸!?>結婚式で幸せマウント炸裂!「可哀想」「やつれた」連呼にイラッ【まんが】
私はユイ。夫と生後8ヶ月の娘と3人で暮らしています。幼稚園からずっと仲良くしてきた幼馴染のミクが結婚することになり、式に招待されました。昔から知っている友だちのお祝いごととあっては行かないわけにはいきません。しかし私にはひとつだけ心配事が……。私はミクのお母さんがちょっとだけ苦手なのです。小さい頃はよくミクと比べられたものです。とはいえそれはもう30年も前のこと。ひょっとしたら今は変わっているかもしれません。
ミクのお母さんは一見すると陽気で楽しい人。しかしミクとほかの子をすぐに比べては、「うちの子の方が優れてる」と暗に相手を貶すようなところがあります。私も小さい頃は、偏差値や部活の成績などいろいろなもので比べられて、たびたび嫌な思いをしてきました。とはいえミクのお母さんだって、愛娘の晴れの日にわざわざ場の雰囲気を悪くするようなことは言わないはず。きっと素敵な式になることでしょう。
今日は待ちに待ったミクの結婚式です。娘は夫に預けて、式には私だけ参加しました。ウェディングドレスに身を包んだミクはとても幸せそう。私まで嬉しくなってしまいました。式も披露宴も滞りなく進み、そのうちミクのお母さんが私たちのテーブルにも挨拶に来てくれました。
幼いころから知っているミクの晴れ姿を見ることができ、私はとても幸せな気持ちになれました。しかしテーブルに挨拶に来たミクのお母さんから思わぬことを言われてびっくり。なんだかお祝いムードに水を差されたような気分です。 確かに私はかなり痩せましたが、だからといって不幸なわけではありません。それなのに、どうしても私を不幸な子に仕立て上げたい様子のミクのお母さん。 とても非常識に思えますが、とりあえず今日は大人しくしておこうと思います。
「あら、病気がちになるわよ!」娘の名前までバカにされ⇒着拒!
電話の相手はミクのお母さんでした。話によると、どうやら私の母から電話番号を聞きだしたようです。怒りと呆れで無言になる私に構わず、ミクのお母さんは勝手に喋り続けています。
どうしても私を不幸にしたいミクのお母さんに、私は思わず強く言い返します。しかしこのひと言が新たな火種となってしまいました。
「私は不幸じゃない」と話しても、まったく聞き入れようとしないミクのお母さんは、今度は娘の名前を知りたがってきました。
私が答えると、ミクのお母さんは「まあ!」と大きな声を挙げました。耳がキンキンして、私は思わずスマホを耳から遠ざけたほどです。
ミクのお母さんから突然かかってきた電話。「結婚式に来てくれてありがとう」というだけの話かと思いきや、まさかの「ユイちゃんは不幸だ」という話の続きでした。 きっと私が不幸だと認めるまで、執着し続けるつもりだったのでしょう。しかし私からその言葉が聞けず、ついには娘の名前にまで文句をつけてくるなんて……。さすがに私も驚きと怒りを隠せません。 とりあえず今は気持ち的に受け入れられる余裕がないので、着信拒否をしておこうと思います。
謝罪かと思いきや「コンディション整えてきてよ」あ……ダメだ!
私はミクのセリフにかすかな違和感を覚えました。謝罪のために電話をしてきたのであれば、「悪気はなかったとしても、ごめんね」などと言うものではないでしょうか。ミクはさらに続けます。
私は言葉を失いました。ミクは一体何を言っているのでしょうか。
ミクまでもが私を不幸と決めつけているようで、さらに「2人目を考えているならお母さんに相談してから決めな?」とまで言い出しました。「そしたら可哀想な子が減るじゃん! 娘ちゃんの不幸ネームは残念だったけどさ」と言うミクに、私の怒りは頂点に達しました。
今度は幼馴染のミクから電話がかかってきました。お母さんの失礼な発言を謝ってくれるのか思いきや、むしろ擁護するような発言にビックリ。しかも「不幸そうな姿で式に参列されて困った」「娘が不幸ネームなんて」とまで言われ、私の怒りは頂点に。 それから半年ほどたって、ミクからはLINEで謝罪がありましたが、私は疎遠にすることを選びました。 幼いころから仲が良かったミク。しかし今後仲良くすることは、もうないでしょう。
【ミクの気持ち】新婚夫「ありえない!」離れて気づく母の「毒気」
私はミク。先日大好きな彼と結婚式を挙げました。私の結婚式には友だちがたくさん来てくれて、みんなが私たちの門出を祝福してくれました。今まででいちばん幸せな日。まるで物語の主人公になったかのような気分です。その結婚式で、私の母が幼馴染のユイを「不幸で可哀想」と言っていました。たしかにユイは随分と痩せていましたが、スッキリして昔の可愛い姿からきれいなママになったように思います。しかし母から何度も「不幸そうだ」という言葉を聞くうちに、なんだか私もユイが可哀想な気がしてきました。
母が帰ったあと、私はすぐにユイに電話をしました。しかしユイは激怒。しかも「金輪際関わらない」とまで言われてしまいました。私はキョトン。ユイのために言ったのに……夫が帰宅してから、この一件を相談してみることにしました。
夫の大声に私はビックリ。ユイのために言ってあげたことなのに、夫が怒る理由が私には分かりません。今から思えば完全にウェディングハイでした。きっと母とばかり話していたため、母の考えがすべてのように感じてしまっていたのでしょう。
夫のあまりの様子に、さすがの私も少しずつ母と距離を置いていくことにしました。すると少しずつ「なぜ母はあんなことを言っていたのだろう」「私はどうしてあんなに傲慢な考えをしていたんだろう」と思い始めるように……。半年ほどたったあと、ユイにひと言だけ謝罪のLINEを送りましたが返事はありませんでした。今はただ、ユイに対してひどいことを言ってしまったと後悔するばかりです……。 「ユイちゃんは可哀想」「きっとこれからも不幸よ」と口癖のように言っていた母。母とばかり話していた私は、いつのまにか母の考えに染まってしまっていたようです。しかも母と一緒になってユイに失礼なことを伝えてしまって……あの頃のことを思い出すと恥ずかしい気持ちでいっぱいです。 なぜ私はあんなに傲慢な考えをしていたのでしょうか。これからユイと連絡が取れることはないのかもしれません。きちんと謝りたいですが、今後は関わらないことがユイへの償いなのでしょう。